×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
政権交代がきっかけになって、日本が参戦した戦争について
自分なりに勉強してみようと、考えるようになった。
『海軍』なんて、自分には一生縁のないものだったが、
『敵兵を救助せよ!』の工藤艦長のおかげで、興味が持てた。
話したい事はやまほどあるが、
今日は際だった海軍のエピソードをご紹介しようと思う。
いい話です。
-------------------------
海軍では練習艦隊の遠洋航海が終わると、
候補生に言い渡される心得の中に、
「ユーモアを解かせざるものは海軍士官の資格なし」
と言うものがある。
男ばかりの長い海上の閉鎖的空間生活に於いて、ストレスを解消する
智恵として生まれたものかもしれない。
予備仕官の採用試験で英語が堪能で、
海軍としても採用したい好青年が志願して来た。
しかし、いかんせん、小柄であった。
身体試験で、体重がどうにも足りない。
試験官は
「もう一度体重計に乗りなさい」
と、何回乗せても体重計の針は規定以下、たまりかねた試験管が、
「ドーンと乗れ!」
と指示。
すると針がピーンと振れて基準値を超えた。
試験官は大声で、
「よーし、合格!」
と叫んだと言う。(笑)
自分なりに勉強してみようと、考えるようになった。
『海軍』なんて、自分には一生縁のないものだったが、
『敵兵を救助せよ!』の工藤艦長のおかげで、興味が持てた。
話したい事はやまほどあるが、
今日は際だった海軍のエピソードをご紹介しようと思う。
いい話です。
-------------------------
海軍では練習艦隊の遠洋航海が終わると、
候補生に言い渡される心得の中に、
「ユーモアを解かせざるものは海軍士官の資格なし」
と言うものがある。
男ばかりの長い海上の閉鎖的空間生活に於いて、ストレスを解消する
智恵として生まれたものかもしれない。
予備仕官の採用試験で英語が堪能で、
海軍としても採用したい好青年が志願して来た。
しかし、いかんせん、小柄であった。
身体試験で、体重がどうにも足りない。
試験官は
「もう一度体重計に乗りなさい」
と、何回乗せても体重計の針は規定以下、たまりかねた試験管が、
「ドーンと乗れ!」
と指示。
すると針がピーンと振れて基準値を超えた。
試験官は大声で、
「よーし、合格!」
と叫んだと言う。(笑)
あるいは、技術系の士官の採用試験で、
「蟻の歩くスピードは何ノットか?」
と聞かれた。
この場合、正確に「○ノット」と答えては落第。
「世界には約4千種類の蟻がいますが、
どの蟻のスピードをお答えしましょうか?」
と答えたら合格させたとの話も聞いた。(笑)
また、阿川弘之(作家)はある講習会で、
海軍のユーモアについて次のような話をしている。
まことに変な話ですけど、日本人の作った社会で、
ユーモアというものを大事にせよと、
口を酸っぱくして言った組織が一つだけあります。
それは何十年も前に滅んでしまった帝国海軍です。
鬼の鈴木と言うのがいて、鍛えに鍛えていたんですが、
ヨーロッパ遠航が終わり、日本が近づくと急に態度が変わり
にこにこし出したんです。鬼の鈴木中尉は帰国してまもなく
大尉に進級して、東京にいるフィアンセと結婚するんですが、
4ヶ月ぶりのフィアンセとの再会と言うので、
{八雲(艦名) 鈴木中尉 ○月○日○○何時ごろ横須賀港入港予定}
と言う電報を打つわけです。
それを貰ったお嬢さんは、海軍に縁のないお嬢さんだから、
民間電報を海軍兵士に送ると、どう扱われるか知らないで、
{まぁうれしい 花子}
と書いて出したわけです。
横須賀郵便局から横須賀港努部と言う海軍の施設に
一括して配達された電報を、海軍の公務部が一通一通チェックし、
緊急を要すると思うのは手旗信号で、あるいは夜なら発光信号で、
その船に送ってやるんです。
非常に気を利かしたのがいて、
「まぁ送ってやれよ」と(緊急扱い)言うことになったんですね。
遠い海上で見えない<八雲>にはストレートに送れないから、
戦艦<山城>を呼びだして、
{八雲 鈴木中尉宛に民間電報あり、中継頼む}
と言う信号を発信。
「了解 送れ」と言うので、
「本文、まぁうれしい 花子 終わり」(笑)
でも、<山城>からも直接見えないんで、もう一隻巡洋艦に、
同じく中継を頼む。
「了解 送れ」「本文、まぁうれしい 花子 終わり」
これ、三段跳びで届くわけです。(笑)
これ、公務ですから、全部、当直日誌に書いてあるわけです。(笑)
当直将校が点検に回ってくると、
「何じゃ、こりゃ。」
それで鈴木中尉が怒られたかと言うと、みんな喜ぶんだそうですね。
それから鈴木中尉は大尉になっても半年ぐらい、
会うたびに
「まぁうれしいが来た。」
とやられたそうです。(笑)
洋上での護衛官同士がすれ違う時、敬意を表する決まりがあるが、
それだけでは愛想がないので、
「お早うございます。」
などと発光信号で挨拶をするのが慣例となっている。
挨拶だけなら誰にでも出来るので、
心ある一言を付け加えるのが海軍のしきたりであったが、
和歌を詠んで、返歌を受け取ると言うものもある。
これは送る方より、受ける方が難しい。
傑作を一つ。
佐世保沖で出会った元大湊の同僚が指揮する
輸送艦「みうら」艦長あて
最果ての ひなびた里で 会いし君
今は佐世保の 夜の帝王
---------------『江田島海軍兵学校』より
「蟻の歩くスピードは何ノットか?」
と聞かれた。
この場合、正確に「○ノット」と答えては落第。
「世界には約4千種類の蟻がいますが、
どの蟻のスピードをお答えしましょうか?」
と答えたら合格させたとの話も聞いた。(笑)
また、阿川弘之(作家)はある講習会で、
海軍のユーモアについて次のような話をしている。
まことに変な話ですけど、日本人の作った社会で、
ユーモアというものを大事にせよと、
口を酸っぱくして言った組織が一つだけあります。
それは何十年も前に滅んでしまった帝国海軍です。
鬼の鈴木と言うのがいて、鍛えに鍛えていたんですが、
ヨーロッパ遠航が終わり、日本が近づくと急に態度が変わり
にこにこし出したんです。鬼の鈴木中尉は帰国してまもなく
大尉に進級して、東京にいるフィアンセと結婚するんですが、
4ヶ月ぶりのフィアンセとの再会と言うので、
{八雲(艦名) 鈴木中尉 ○月○日○○何時ごろ横須賀港入港予定}
と言う電報を打つわけです。
それを貰ったお嬢さんは、海軍に縁のないお嬢さんだから、
民間電報を海軍兵士に送ると、どう扱われるか知らないで、
{まぁうれしい 花子}
と書いて出したわけです。
横須賀郵便局から横須賀港努部と言う海軍の施設に
一括して配達された電報を、海軍の公務部が一通一通チェックし、
緊急を要すると思うのは手旗信号で、あるいは夜なら発光信号で、
その船に送ってやるんです。
非常に気を利かしたのがいて、
「まぁ送ってやれよ」と(緊急扱い)言うことになったんですね。
遠い海上で見えない<八雲>にはストレートに送れないから、
戦艦<山城>を呼びだして、
{八雲 鈴木中尉宛に民間電報あり、中継頼む}
と言う信号を発信。
「了解 送れ」と言うので、
「本文、まぁうれしい 花子 終わり」(笑)
でも、<山城>からも直接見えないんで、もう一隻巡洋艦に、
同じく中継を頼む。
「了解 送れ」「本文、まぁうれしい 花子 終わり」
これ、三段跳びで届くわけです。(笑)
これ、公務ですから、全部、当直日誌に書いてあるわけです。(笑)
当直将校が点検に回ってくると、
「何じゃ、こりゃ。」
それで鈴木中尉が怒られたかと言うと、みんな喜ぶんだそうですね。
それから鈴木中尉は大尉になっても半年ぐらい、
会うたびに
「まぁうれしいが来た。」
とやられたそうです。(笑)
洋上での護衛官同士がすれ違う時、敬意を表する決まりがあるが、
それだけでは愛想がないので、
「お早うございます。」
などと発光信号で挨拶をするのが慣例となっている。
挨拶だけなら誰にでも出来るので、
心ある一言を付け加えるのが海軍のしきたりであったが、
和歌を詠んで、返歌を受け取ると言うものもある。
これは送る方より、受ける方が難しい。
傑作を一つ。
佐世保沖で出会った元大湊の同僚が指揮する
輸送艦「みうら」艦長あて
最果ての ひなびた里で 会いし君
今は佐世保の 夜の帝王
---------------『江田島海軍兵学校』より
PR
カレンダー
最新記事
(05/15)
(05/11)
(07/04)
(11/01)
(10/24)
(10/01)
(09/22)
リンク
ブログ内検索
プロフィール
HN:
しまねこ
性別:
女性
自己紹介:
こんにちは。しまねこっす。
アーカイブ
アクセス解析