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しまねこです。天皇陛下と皇室の存続と繁栄を一番に願う者ですが、しばし政治ネタはお休み。縁の下の力持ちになる方法を探って行こうと思います。
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さて、『トイレの考古学』の続きです。

中世ヨーロッパのトイレ事情が惨憺たるものであった事はつとに有名。
わしね、スペインを巡礼して歩いた事があるんですが
その時の仲間の8割はすごく素敵な人たちでしたが、
中にはやっぱり「・・・」な方もいるわけで。
だいたいフランス人だったんですけども。(笑)
彼らが時々、すごく日本をバカにしたんですが
わしは心の中で、
「ついこないだまで、窓からウ○コ投げ捨てた癖に良く言うよ!」
と、嘲笑しておりますた。
まっ、もう時効ね。

・・・で、これは嘘でも誇張でもなくて、
イギリスで様式トレイが発明されて広がるまで
彼らは自らの不潔時代を、ダーティ・デイズとゆっとります。



『箱トイレ』事情は日本も同じです。
だけど、その廃棄の仕方が最低で、決められた廃棄場所に運ばず、
みんな窓から撒き捨てていたそうです。
窓の下を通りがかった人はたまったものではなく
その被害を避けるために、捨てる時には必ず
「ガーディ・ロー!」
とかけ声を掛けるのが暗黙の了解だったとか。
こんな状態ですから、町中が臭かったんですね。
だから、あんなに強い香水が必要だったのも頷けます。

また、二階建ての家の真ん中に隙間を空けてそこに
橋のような渡しを作り、そこをトレイにしたんですって。
つまり、二階建ての家を2つ橋で繋げた感じです。
その真ん中がトイレになっていて、「直下」するわけです。w
凄すぎです。
日本には「下肥」と言う知恵があり、
大昔から排泄物もリサイクルしてましたので、
匂うと言うこともなく、清潔だったようです。

ただし、ベルサイユ宮殿にはトレイが無かった!
と言うのは嘘だそうです。
ルイ十四世の末期には、椅子トイレがたくさん設置されたそうです。
ちゃんと水で流せるトイレです。
どうも革命の時にたたき壊されて、残らなかったみたいですね。

トイレの素晴らしいのはローマ帝国ですが、
その知恵はなぜかヨーロッパには伝わらなかったんですね。
そして、日本にも水洗トイレがありました。
ヨーロッパの形式とは違ってずいぶん原始的ですが、
家の外堀から敷地内に水(川)を引いて、
用を足すとそのまま外の堀へ流れると言うスタイル。
この形式は広まらず、樋箱(おまる)が多かったみたいですが、
溜めたものは回収されて下肥になったみたいですよ。
下肥はお金になりました。
農家が買ってくれたんですね。
ヨーロッパは排泄物を引き取って貰うのにお金を払いましたが、
日本は逆に儲けになったんですね。
日本には、下肥でお大尽になった人までいたそうですわ。

ちなみに、下肥はそのまま畑に撒くのではなく、
藁や落ち葉を積み上げたもの混ぜて発酵させて
堆肥にしてから使いました。
町中育ちの方はご存じないでしょうが、
堆肥って発酵してしまうと、別に匂わないんですよ。


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