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しまねこです。天皇陛下と皇室の存続と繁栄を一番に願う者ですが、しばし政治ネタはお休み。縁の下の力持ちになる方法を探って行こうと思います。
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お祭りに祭壇に捧げるご神饌なのだけど、
昔は『生け贄』と言うモノがあった。
今も有るところにはある。
これ、非常に怖いイメージがあるけれど、
意味が完全におかしくなって伝わっている。
訛伝と言うヤツです。

例えば、『馬』。
昔は生きた馬に錦の綱や飾り布を纏わせてご神前に並べ、
お祭りが終わると野に離した。
これが本来の生け贄です。

生きたままの人間や動物を、川の縁に投げ込むとか埋めるとか、
いつの頃からかそう言う残酷な生け贄を捧げるようになったのか?
ごめん、ちゃんと調べていないのだけど、
川や湖に未婚の女性を船に乗せて沈める・・と言うのは
川の主に花嫁を贈って、水害を止めて頂く・・と言う事だったらしい。
たぶん、このあたりと神饌の生け贄がごったになってしまったのかと。
そもそも、花嫁を求める神なんてのは正神ではないですから、
神を騙った邪神に騙されたかなんでしょう。

もっとも、生きた馬をそのまま神饌に・・と言うのは、
なかなか続けられることではない。
そこで、木の板に馬の絵を描いて奉納するようになったのが
絵馬だったと思う。
同じ意味で、茅で作られた馬を奉納する神社もありますね。

生け贄を求める日本の神が残酷だとか、
えっらい勘違いをしている人を見かけますが、
まぁ事実はそう言う事だったり。

ちなみに、神々はケガレを嫌います。
よって、神前に馬でも人でもあるいはお魚でも、
殺して捧げるのは忌み事で、最も避けるべきことです。
これ、基本中の基本。
お魚も昔は活きたままを捧げて、お祭りのあとは放したんですよ。
今はそれも難しいので、活きた魚ではないですけども。
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