死ぬまで修行

先日、たくさんのおイモや果物を頂いたので、
マイサンにも送らせて貰った。
わしはわしで、アルミホイルにくるんでストーブの上で焼き芋♪
ストーブはこれが出来るから止められない。
ほくほくの甘いおイモにバターを載っけて食す。
何より、心が美味しいと思う。
柿とイチジクとお茶は、未だにお金を出して買う気がせんなぁ。



マイドーターもマイサンも偶然近所に引っ越したので
（甲州街道20号線のこっちと向こう側）
姉にも持って行けとゆっといた。
そんなわけで、昨夜マイドーターから電話があった。
久しぶりに聞く我が子の声。
なんだかなぁ。
仕事は忙しいらしいし、風邪も治りきらずしんどそうだった。
こう言う時、近くにいたらご飯も作ってあげられるのだが。

二人はそんなに仲良しではない。
残念なことだがこれも仕方ない。
それでも、ひと月に一回は連絡しあえ、ときつく言い渡してある。
わしが亡くなったら、ふたりきりなんだからね、と。
平生は１人で十分満足しているが、お正月が近づくと切なくなる。
特別な事は何もしなくても、家族と一緒にいたい時期だなぁ。
あと何回、あと何十回お正月は来るだろう。
あと何回、桜を観ることが出来るだろう。
数えると案外少ないんだよねえ。

雪深い山の小さな庵で、お正月の前日、
嬉しくて眠れないと書いた良寛さん。
明日春が来る。と歌っておられる。
厳しい冬を過ごしたからこそ、春が嬉しい。
なんてことない陽差しに春を見つけて、小躍りする良寛さん。
良寛さんの晩年は切ない。
あえてここには書かないが、病気で亡くなられたんだね。

平田先生もそうだが、尊い方ほど晩年は寂しい気がする。
最後の最後まで、徹底して禊ぎをさせられる。
それは、後の世の果報をより大きくするための神々のお計らい。
頭で分かっていても、切ないものは切ないなぁ。