タブーはタブー

これは私の個人的な考えです。
・・・とお断りして。

世の中の劣化が凄まじいですね。
それはなぜか？便利になったからですわね。
利便性と引き替えに、我々は霊性をどんどん失いつつある。
例えば歩かない＝歩けない。
ＰＣとNetの普及で手紙を書かない＝漢字が書けない。
何かを得たら何かを失う。
これ鉄則。

だがしかし、哀しいかな、人は未来にしか進めない。
進化を目指すしか選択肢がない。
進化の過程で不必要とされた部分だけが退化して行く。
お医者さんだったかな？
近年、人間の体もだいぶ退化が進んでいると仰っておられました。
足の小指がそうなんですって。
よくタンスの角に足の小指をぶつけて涙目になることありますでしょ？
あれって、体がもう足の小指を無視し始めている事かもって。
そのうち、足の小指が無くなったりしてね。

横道に逸れてしまいますた。<(_ _)>

自民党の劣化はいつから始まったのでしょうね？
それはたぶん、連立政権を組んだ時から？
違ったらそーりー。
まっ一因と考えるのは良いですよね？

エントロピーの法則でしたっけ？
50℃のお湯と50℃のお湯を足しても100℃にはならないって話。
もちろん、自民党の議員の話ではないんです。
あくまでも『質』の話。本質の。
自民党はリベラルな思想を持つ人も受け容れてますよね？
それこそが、自民党の自由を受け容れる懐の広さだ、と言う所でしょうか。
だがしかし、そもそも『保守』の本質とは何か？
これをきちんと把握出来ない人が入り込んでしまうと、
やっぱり屋台骨に響いて来ますよね。
保守を謳いながら靖国神社には参拝に行かない。
英霊より、支那に気を使う保守がどこにいますか？

この世の『劣化』を止める事は誰にも出来ない。
劣化も国造りに必要な作用だから。たぶん。
でも、劣化を遅らせる事は大いに可能。
ではどうやるか？
ヒントは伊勢神宮にあります。



伊勢神宮では、毎朝、大神にお供えするお食事のために、
原初の方法で忌み火を切り出します。
この忌み火でご神饌の調理をなさいます。
忌み火を切るために、毎日毎日神職さんは潔斎をなさいます。
絶対に省く事はありません。
たぶん、お役目の方は複数おられて、交代制ではないか？と。
お役目の数日前から、お肉を食べない、お酒を飲まない、女性に触れない
等々、いろいろな潔斎をなさっておいでと推察致します。

たかが『火』くらい調理くらい、ガスレンジで良いではないか？
一般人の我々は同情も込めてそう呟いてしまいますが、
ガスレンジだと、忌み火は切れないんですね。
ちゃんと儀式を執り行って初めて忌み火が切り出される。
この、超面倒クサイ儀式を続けて来たからこそ、
伊勢神宮が伊勢神宮で有り続けられる理由だと、わしは考えます。

歌舞伎しかり、華道、武道、能、雅楽しかり。
今もきちんと伝統が受け継がれている文化は劣化が甘いですよね。
それは、守らねばならない部分をしっかり堅持して来たからかと。
ヨーロッパが高速で劣化したのは、王室を追いやったからです。
王室と皇室はまったく違うものですが、民の規範になると言う意味、
民族を纏める象徴としての役割は同じです。
（皇室は王室と格、規模が違う役割をお持ちです）
タブーはタブー。触っていけないものに触っちゃいけないんですよ。

保守の真義とはなにか？
自民党の一番大事な根幹理念とはなにか？
『まぁまぁそれくらい・・・』を続けていると、絶対に再生は無理ですよ。
そんな私見偏見ですた。