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しまねこです。天皇陛下と皇室の存続と繁栄を一番に願う者ですが、しばし政治ネタはお休み。縁の下の力持ちになる方法を探って行こうと思います。
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『遠野物語・山の人生』は、う〜ん・・・。
資料としては一級品ですが、柳田国男大先生の解釈が煩くてなあ。^_^;
霊知ゼロの学者さんの解説は、どうしても痛いものがあります。
仙童寅吉さんの話も、「でたらめ」で終わり。
そのくせ、解説仕切れない事象などは、「分からない」で終わり。
なんぢゃそら。
まっ、そんなもんでしょね。

たかが数冊の本を読んだくらいで語っちゃうのも恥ずかしい事だが、
つくづく、山は異界であると感じ入った。
それから、言い伝えには守るべき価値があるとも、しみじみ思った。

今も奥深い山中には、下界に住む我々とは隔絶された世界で
山独特の暮らしを続けている方達がいるようだ。
長い間の山暮らしで、体毛に覆われ、見た目もだいぶ変化するよう。
たぶん、考え方も変化するのでしょうね。
かと言って、山びとさんたちが幸せなら、下界の人間の何を言う事も無い。

以下はメモ。


・魔物は金気を嫌う、と言う話がある。
何かに憑かれたと思ったら、鍛冶師に金くずを貰って来て、
柳の葉を煎じて一緒に飲むと言う風習があった。
柳は陽木。神さまのお箸も柳で作る。

・ヨモギ、菖蒲の匂いを魔物は嫌う。

・悪い天狗さんは鯖が嫌い。
神隠しに遭った人を探す時、「鯖食った○○出て来い」と叫ぶと
翌日戻って来る事があった。

・魔物は小豆を嫌う。

・山びとの男女は毛深く、一見、人に見えない場合がある。
背は高く、髪も伸ばし放題で大変長い。

・山びとは丸裸、腰に葉を綴った物を纏っている者もある。

・山に入ってしまった人で、一旦家に戻ってくる者が多い。
そしてまた、逃げるように山に戻ってしまう。

・一つ目の山びとは、国内の山々に存在するようだ。
悪さはしない。だいたい親しげに話しかけてくる。
が、住まいは絶対に分からない。

・山奥で、獣道とは違う、何モノかが歩いたような道があったら、
その近くにテントを張ったり、あとを付けてはならない。

・谷底のような所から、オーイ、オーイと呼ぶ声が聞こえても
絶対に返事をしてはならない。

この本だけは、なぜか読み返そうと思わない。
なぜか読んでいて苦しい。
『山のミステリー』や『山の怪奇・百物語』の作者さん達のように
山に畏敬の念も愛情もないからだろうな。
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