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しまねこです。天皇陛下と皇室の存続と繁栄を一番に願う者ですが、しばし政治ネタはお休み。縁の下の力持ちになる方法を探って行こうと思います。
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今日、【日本の底力】さんちで、懐かしいお顔を拝しました。
先帝のご尊顔です。
ご覧になりましたか?
また、良いお話をLinkしてくださって・・・。(涙)
わし、涙ボロボロですた。
このサイトは、以前『敵兵を救助せよ!』の工藤艦長のお話しの時にも
ご紹介させて頂いたサイトです。
でもわし、ここは読んでなかったです。
【日本の底力】さん、どうもありがとう。(-人-)
・・・で、ちょこっとだけ転載させて頂きますね。
本文は【JOG】さんでどぞ!

木下氏は行幸事務を主管する宮内大臣官房総務課長として乗船していた。
ちょうど全員が夕食中で、見送りの船でも来たら気づかずに相済まぬ事になると思って、
後甲板に出てみた。灯りのない後甲板は薄暗く、
人の顔の見分けもつかないほどである。

誰もいないと思っていたところが、
右舷のてすりの所に西を向いて立っている一人の人の後ろ姿があった。
備え付けられた脚付きの望遠鏡のそばに直立し、挙手敬礼をしている。

今頃誰か、と近づいてみると、なんと陛下ではないか。
はて、何か望遠鏡でご覧になったのかな、
と木下氏も近くの望遠鏡を覗いてみると、薩摩半島の山々がぼんやりと見える。
目が慣れてくると、その水陸の境目、
海岸線一帯に延々と果てしなく続く赤い紐のようなものが見える。
その少し上、小高い所には数百メートルの間隔で点々と燃え盛るかがり火。

木下氏は万事を了解した。
陛下のお船が沖を通過する時刻と知った薩摩半島の村々の人々が、
ちょうちんやたいまつを持って海岸に立ち並び、
また若者達は山々に登ってかがり火を焚いて、
こぞって陛下をお見送りしているのである。
陛下はこれを望遠鏡で見つけられ、ただお一人、
挙手の礼で沿岸一帯の人々にご挨拶をされていたのだ。


木下氏はなんとか、お見送りしている人々に
陛下が艦上からご挨拶されていることを
知らせる術はないかと思い苦しんだが、
ふと一案を思いついて艦長室に走った。
艦長に事情を話し、すべての探照灯をつけてもらうよう頼んだ。
艦長も感激して、すぐに指示を下した。

6機の探照灯がこうこうと左は大隅半島、
右は薩摩半島の山や空や海をくまなく撫で回した。
はるかに、わっとあがる両岸の歓声を想像しながら、木下氏は歓びに浸った。

それから30年以上もたった昭和39年のある日、
木下氏は指宿にある九州大学の植物園の園長を訪ねた。
長年、この地に住んでいるという園長に、
昭和6年のその夜のことを聞いてみると、
園長はたしかに提灯を持って、海岸に立っていたという。

軍艦の姿こそ見えなかったが、
はるかに見える灯火に心をこめてお見送りしていた所、突如、
われわれに向かってこうこうたる探照灯が照らされ、
一同、思わず歓声を上げ、
その光の中に互いに手をとり合って歓んだことでした、と園長は語った。


【JOG】より

------------------------引用ここまで

他にも胸が一杯になるお話しが掲載されてます。
ぜひ、読んでみてください。

鹿児島や霧島には、たくさん奇譚話が残っています。
将門の乱の時や日清・日露戦争開戦の際、
九州の山々で錦の御旗を立てた神軍を見たと言う話があるんです。
どこかで紹介されてないか?探してんですけど、見つからないんですよ。
貸し出している本が戻って来たら、怒濤のタイピングでご紹介しますね。

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