良く働く石たち

商売柄、お客さまとのメールで良く石の話になるのだけど、
石ってつくづく不思議な存在ですねえ。
あんな綺麗な石たちが、光のない世界で眠り続けている。
何万年、何百万年も・・・。
『人間』が出現しなかったら、石たちが日の目を見る事はなかったよねえ。

我が家に戻って来た石が数個有る。
お預かり物。
うち２つは見事に復活。
虹が消えて濁っていたローズクオーツとアクアマリンだが、
面白い事に違う場所に虹は移動している。
お客さまに画像を添付してお送りすると、そのまま預かっておいてくださいと仰る。
理由は分からないが、もちろん何の問題もないのでそのまま寝かせてある。
私は一切、何もしていない。
ただ、良く綺麗に洗ってお清めをして、真綿にくるんで暗い所に保管するだけ。
あとは半年に１度くらい、確認するだけだ。

移動する虹はまるで石の魂みたいだ。
お客さまの気の一部が混入したんじゃないかと思っている。
あるいは、鎮まったのかもね。

石は持ち主の愛情に感応する。
どんどん透明になって綺麗になって行く石もあれば、
ご主人の防波堤になって、邪気を吸い込み濁っていく石もある。
ともに良く働いてくれている証拠だと思う。

シャレではないけれど、石が意志を持つのはいつだろう？
また、そう言う事は本当にあるのだろうか。
・・・わからない。
私には分からないけど、いろいろ不思議な事は起こるもの。
それを経験で知っているだけ。