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しまねこです。天皇陛下と皇室の存続と繁栄を一番に願う者ですが、しばし政治ネタはお休み。縁の下の力持ちになる方法を探って行こうと思います。
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9月に入ったら、梨が美味しくなった。
よく晴れた暑い日が続いたからかな?
丸く大ぶりで、おしりがキュッと深めのが良いってホントなん?
わからんけど、最近外れが無くなりました。


登山愛好家のお客さまから
「そろそろ八ヶ岳でも・・と思っていたのに、脅かさないで!」
と、お叱りのメールを頂いてしまいました。(笑)
とは言え、ご本人もいろいろ体験しておられるようで、
「そなんですよ。山には山の掟ッつーのがあります。」
・・だそーで。
『立ち入り禁止』を面白がって越えて行っちゃうおバカさんがいて、
熊だのイノシシに間違われて、撃たれちゃう・・なんて事も多いそうだ。

『遠野物語・山の人生』に於いて柳田大先生(1875〜1962)は、
古代、天皇家のご先祖は海を渡っていらした。とお考えの様子。
天皇家=渡来人説のようですね。
国津神=土着民の王。アホくさ。

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『遠野物語・山の人生』は、う〜ん・・・。
資料としては一級品ですが、柳田国男大先生の解釈が煩くてなあ。^_^;
霊知ゼロの学者さんの解説は、どうしても痛いものがあります。
仙童寅吉さんの話も、「でたらめ」で終わり。
そのくせ、解説仕切れない事象などは、「分からない」で終わり。
なんぢゃそら。
まっ、そんなもんでしょね。

たかが数冊の本を読んだくらいで語っちゃうのも恥ずかしい事だが、
つくづく、山は異界であると感じ入った。
それから、言い伝えには守るべき価値があるとも、しみじみ思った。

今も奥深い山中には、下界に住む我々とは隔絶された世界で
山独特の暮らしを続けている方達がいるようだ。
長い間の山暮らしで、体毛に覆われ、見た目もだいぶ変化するよう。
たぶん、考え方も変化するのでしょうね。
かと言って、山びとさんたちが幸せなら、下界の人間の何を言う事も無い。

以下はメモ。
なんで皇太子殿下妃殿下は、『伊勢神宮展』に行かれないのだろう?
妃殿下にはちょうど良いご公務にも出来たでしょうに・・。
謎だ。


山の話の続きです。

山には、やはり異界、隠れ里があると思って間違いないです。
そして異人も。
異人の特徴は割にパターンがあるようで、
デカイ(高身長)、顔が赤い。
天狗さんとは別のようです。
天狗さんは天狗さんでいらっしゃいますね。確実に。

異界、隠れ里、隠れ家には幾種類かあって、
入れる人と入れない人がいる。
入れた場合、人となりを試される事がある。
合格すると、米を掬っても掬っても減らないお椀とか、
小さな金塊が出てくる石臼を貰うとか、
後々お家が立派になる、と言う後日談が付いて来るものが多いです。
逆に欲をかいて隠れ家のものを盗んで持ち帰ったりすると、
火事で家を失くしたり、気が触れたりと、必ずしっぺ返しがあるようです。

『遠野物語・山の人生』を読んでいるのだが、
昔、サンカ、デンバと呼ばれた、山で暮らす人たちが存在したんですね。
彼らは家を持たず、山を渡り歩いて生活していたようで、
冬になると、暖かい海辺に降りて来てたりもしたらしい。
特別何か変わった人達・・と言う事でもないのだが、
生活スタイルや仲間同士の交流には、独特のモノがあったらしいです。


それから、山に惹かれるように、あるいは、呼ばれるように
山に入ってしまう人も多くいたようで、女性も多いと書いてありました。
ここでも興味深い話があり、産後、気が狂って山に走った、と言うんです。
大勢で引き留めたけども、もの凄い力で振り切って山へ逃げた、と。
ここであれっ?と気づく訳です。
産褥は神々がもっとも嫌われる火のケガレであります。
お産直後の女性と言うのは、だいたい1ヶ月くらいは出血が止まらないんですね。
そのケガレた身体のまま山に入ると言うのは、これはちょっと
タブー中のタブーと言えるかもしれないです。

前項の続きです。

もう一つ心に残った話、『グリン様の通り道』です。

むかし、むかし、信州遠山郷下栗の峠に夫婦者が住んでいた。
まいとし一回、北の方へ抜けて行くグリン様が通る時には、
夫の方は顔なじみになっていて、
何やら話を交わして行くのが習わしになっていた。
だが、その日は、あいにくなことに、夫は一里半ばかり下の街道宿まで
用足しに出ていって留守だった。
夫の返事の代わりに、留守居をしていた女房は、戸口へ出て来た。
「よくおいでくださいました。亭主は留守で・・・、
おっつけもどる時刻ですで・・・・、どうぞ休んでください・・・」
と、あわてて、一所懸命に額をかまちにすりつけて挨拶した。
その顔を少し上げ、おそるおそる客の顔を見上げた途端、
客の赤い大鼻が、一段とグーッと赤らむと、嵐が落ちてくるような大声!
「コラーァッ、月くさい身でェッ、この私に口をきいたなァッ」


女房は殺されてしまったそうですが、それなら、
なぜこの話が伝わったのか?怪しいことでもありますが・・・、
この話の興味深いところは、月くさい身と言う所です。
これはもう、すばり、女性の月のモノのことだと思われます。
神々は穢れた血の匂いをことのほかお嫌いになると言いますから、
女房はたまたまその日、そう言う状態だったのかもしれないですね。
それとも、ケガレを持つ身そのものをお嫌いになったのか、は分かりませんが、
真に興味深い話だと思いました。

あ、グリン様がなにものでいらっしゃるか?
は、書いてなかったです。

『山の怪奇・百物語』読み終えた。
全部実話だと言う事だが、いわゆる『昔話』の雰囲気。
ただし、何百年前ではなくて、里村がまだ、賑わっていたころの話。
幽霊話はほとんどなくて、山で出会った異人や怪現象、神隠し、
それと『主』と呼ばれた大蛇や狼、猫又の話なんかも面白かった。
信州の山だったかな?猫又とか、猫の踊り場と言う場所があって
その名前はそのものずばり、猫又が現れて踊った場所なんですって。
登山をする方なら、ご存じなんじゃないですかね。

また、実際にバチが当たって、裕福な家が潰れたなんて話もたくさんあった。
実名と、実際に何をやったか?まで出てるので、大変リアル。
たぶん、犬神と同じモノだと思うが、憑いた家や家族のために
一所懸命尽くすモノを『オーサキ』と呼ぶ地域があって、
やることなすこと犬神と同じ。

いろいろ面白い話は出て来たが、心に残っている話は2つ。
『魔留滝沢(マルタキサワ)の犬隠れ』と『グリン様の通り道』
少し引用、抜粋してみます。

熊の足跡はみられないので雪靴と履き替えることもなく、
ゴム長で歩いていた私が、あやまって川辺の石車に乗り、
前のめりに倒れ込んだ拍子に驚いたヨツ(犬の名)は、
私の手から引綱もろとも飛び出し、そのまま解放された嬉しさからか、
左岸の斜面を駆け上って行きました。

今、石(ビーズ)待ち、デジカメ待ち、本待ちで(笑)
こんな時こそ本の読みだめ・・と思って予約しまくり。
今日は『山の怪奇・百物語』と『遠野物語・山の人生』を借りて来た。
山の怪奇・百物語




まだ『山の怪奇・百物語』を読み始めたばかりだが、「まんが日本昔話」みたいだ。
割に古い話のようで、昔は魔物とか怪物とか、本当に身近だったんだな?としみじみ。
はっきり言える事は、山には確かに異界があると言うこと、
異人が住んでおると言うこと、神々が鎮まっておられると言うこと。
『一つ目の大きな山の住人』の話も良く出てくる事が分かった。

異界については、稀に仙の世界もありそうだが、
ほとんどは天狗さんの世界だったり魔界であったり、
あるいは限りなく魔に近い精霊界だったり、
人が近づける世界とは、ほとんどそう言う危ない異界であると言う事だ。


「Nature Log」さんのお勧め本の中で、一冊だけ図書館で拾う事が出来たのが↓


さっそく読み始めたら、一晩で読んでしまった。
面白かった。

全55話のうち、最初の9話(1・山の幽霊ばなし)には
あまり魅力を感じなかったが、後半が面白かった。
作者さんが安っぽいオカルトハンターなどではなく、
元々が登山家さんでいらっしゃるので、視点がまったく違っていて
大いに共感も出来たし、事象や人を見る目もまっとうで暖かく、
また、中には笑っちゃう話もあったり、
心から作者さんと一緒に怒りを覚える物もあり、読後感が良かった。
せっかくなので、少しだけ内容をご紹介しておきます。

第19話:静止する蝋燭の炎より抜粋
(前文略す)
(もしかしたら神さまがいるのかもしれない)
そんなある日のことだ。山小屋の常連客ふたりが祠の近くまでくると、
白装束に髪をみずらに結った人と白い犬が一緒に立っているのを目撃した。
常連客は、思わず、「山幸彦様・・・」と呟き、こうべを垂れた。
しかし、次ぎに頭を上げた時、人影はなかった。
そればかりか、同行していたもうひとりに
「何、頭を下げているのだ」と訝られた。

『山』についてずっと調べモノをしているのだが、
ああ読みたいなぁと思う本に出会った。

『Nature Rog:山岳奇譚』さんより
『黒部の山賊』
黒部の山賊
だが残念なことに、もう絶版になっておった。
古本で見つけたもので3,000円!
う〜ん。これは無いなぁ。
図書館にも無かった。
少なくとも静岡市内には。

黒部の山賊さんとは猟師さんのことらしいです。
黒部の奥地に新道を作った方達の体験談なんですが、面白そうなんです。

別にお化けの話を探している訳ではないのだが、
どうしてもたくさんの幽霊話に当たってしまう。
中には、プロの捜索隊が何ヶ月かけて探しても見つからなかったご遺体が、
息子さんやお父さんが捜したら、ものの数時間で見つけてしまったとか
親子の情愛の深さに胸を打たれるものもあり、
谷底に落ちた奥さんが呼んでいると行って、谷底に落ちてしまったご主人とか、
理屈では理解出来ない話もたくさんあった。
山をなめてはいけないと、しみじみ思ったりも。

『Nature Rog:山岳奇譚』さんに、少しお話しが紹介されておるので、
興味のある方はぜひ。
怖がりな方は止めてね。(笑)
NHKの『アクターズ・スタジオ』と言う番組をご存じだろうか。
世界的な俳優やシンガーたちに、
アクターズ・スクールの副学長がインタビューする番組で、
ジャック・ニコルソン、シガニー・ウイーバー、トム・ハンクスとまぁ
超豪華なゲストが自らの人生や価値観、仕事の裏話などを披露してくれます。
すんごく面白いです。
マット・デイモン
NHKのBS2がメインでやってるのかな?
我が家はBS2が見られないので、総合でやる時だけ見てるんですけども、
8月21日 午前3:00放送 (20日深夜) 総合で、マット・デイモンが出るんです。
同じ日の午後4:00 BS2ではアンソニー・ホプキンスが出ます。
見られる人、羨ましいです。
『羊たちの沈黙』のレクター博士です。

はい。こちらは『ぼんくら』の続編です。
日暮らし上・中・下巻 宮部みゆき
人間離れした美形の甥っ子・弓之助と、どこまでも飾りっ気の無い
おまけに威厳も無い小役人半四郎のコンビが
貧しくもつましくその日暮らしの人々を守ろうと奔走します。







宮部さんには続編をぜひ、お願いしたい。
シリーズ化希望す。
TVドラマ化頼んだ。NHK。
『ぼんくら上下巻:宮部みゆき』
ご存じ。大人気作家宮部さんの人情・時代物ミステリーです。
10年くらい前にNHKでドラマ化された『茂七捕物帖控』だったかな?
あの話と地続きの物語です。
今回は岡っ引きさんではなく、同心が主人公。
茂七さんは親分から大親分になっていて、ご本人は出てきませんが
凄腕の子分・政五郎さんが活躍します。







また脇が良いんです。
怖いくらいの美形の甥っ子と、面倒くさがりのぼんくら同心が
次々と事件を解明して行くんです。
TVドラマを観るようなコミカルな場面も多々あって、面白いし、
何より、宮部さんの作品は救いがあって、読後感が良いんですよね。
超お勧め。
図書館から3回借りて読み返しても、やっぱり自分で買おうと思いますもん。
TVドラマ化が待ち遠しいっす。
NHK、頼んだ。

2ヶ月、寝てるしか無かったので、
仕方なしに良く本を読みました。
その中で当たりが結構あったのでご参考までに。

ワンダーゾーン:福本博文
ノンフィクション。自己啓発セミナー、
サイババに波動にバシャール。
話題になったり大流行した怪しい精神世界の産物を
著者さんが自分で体験しに行ったり、
ご本人にインタビューをしに行くんです。
個人的に知ってる人も出てきてヒヤリとしたり苦笑したり。
サイババで有名になった青山さん。
その後どうなったんだろう?と思っていましたが・・・
そうですか。男として最低っすね。ガッカリしました。
著者さんに100%異議なし!ではありませんが、
大いに溜飲を下げさせて貰ったのも事実です。

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